ネパール・カトマンズ、パシュパティナートを観光す~人が死ぬということを考える瞬間~
- on-foot
- 2016年12月1日
- 読了時間: 3分
※こちらの記事は2012年11月22日~2013年6月28日まで東南アジアを周遊した時の記録です。以前のブログを閉鎖し、当ブログと統合しました。情報が古い為、変更されている点が多いと思いますので、ご了承の上でご参考にして下さい。
今日もタメル地区から歩いて行くことのできる(普通は歩いて行きませんが…。)パシュパティナートという場所に行ってきました。ここもカトマンズ盆地の世界遺産の1つ…これで合計6つ制覇、残るはあと1つです!!
パシュパティナートについて

パシュパティナートまでの道…こちらも現王宮を越えればほぼ1本道、分かりやすいことは分かりやすいのですが、タメル地区からだ西へ5~6kmの距離な上、道路事情がかなり悪いのでバスやテンプー(乗り合いオート3輪車)を使うといいでしょう。

1時間半ぐらいかかってようやく入口近くまに到着…久しぶりに結構歩きましたね…。入口で500ネパールルピー(約500円)を支払い、いざ中へ…(ネパールは観光費が高い!!)
パシュパティナートはネパール最大のヒンドゥー教寺院であると同時に、インド・アジア大陸にある4大シヴァ寺院の1つでもあるそうです。このシヴァは破壊神でバイラヴ・ルドゥラ・マハーデヴなど様々な化身をもつわけなんですが、パシュパティ(獣の王の意)もその1つにあたるのだとか。

このバグマティ川はガンジス川の支流で聖なる川となっていているため時間帯によっては多くの人が沐浴をしているんですが…この川の汚さはバラナシのガンジス川とはレベルが違う!!この川はとてもじゃないけど入れない…(^^;;

パシュパティナートで1番有名なのがこの火葬ガート(アルエガート)…バグマティ川からくる臭いと今まさに焼かれゆく人々の臭いと、それを和らげようとするかのような寺院のお香の臭いが入り混じり言葉には表せないほど、異様な雰囲気の漂う空間がここにあります。

今まさに火葬されようとする人を…

必死にカメラに収めようとする欧米人(これは特に良いとか悪いとかの問題ではない。)…実は火葬の風景はブログに載せようか迷いました。日本では友人はおろか親族の火葬されゆく姿すら見ません。それを赤の他人に見られ、写真を撮られ、知らぬ間にインターネットに…これはどうなんだろうと…。でもガイドブックにも堂々と載っているし、そもそも見られたくないのであれば撮影禁止すればいい…それすらしないということはこれは1つの文化なんだろう、そう思います。それならば1人でも多くの人にこの文化を伝えたい…そんな気持ちから載せることにしました。
火葬するときはまるでキャンプファイヤーをするかのように組まれた木の上に遺体を寝かせ、付いていた花などをバグマティ川に投げ入れます。そしてバグマティ川の水に浸した藁を遺体の上にかぶせ、火を放ちます。そばにいけるのは男性のみで女性は遠くから見ていました。

火葬ガートだけを見て帰る人も多いようですが、橋を渡って階段を少し登ると対岸のパシュパティナート寺院を見ることができます。ヒンドゥー教徒以外は中に入れないので、写真撮影のスポットにはいいでしょう。

ただし注意が…ここも野生のサルが至るところにいて、人間の食べ物を狙っています。実際襲われている人を目にしたので、気をつけましょう。

またその周辺には修行中のサドゥーがいます。写真を撮るとお金を請求してくるので、こちらにも気をつけましょう。

階段を上りきると寺院がいくつかありますが、この辺はあまりネパール人ばっかりでした。

これは出口を出てすぐのところにある扉…特に有名という訳ではなく、太陽と月の彫刻が好きだったのでパシャリ^^
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