不安解消!現役ファームワーカーromyとほびとからのアドバイス<その4> ファーム探しってどうやるの?後編
- on-foot
- 2016年4月30日
- 読了時間: 14分

はーいromyです^^♪
前回「どうやってファームを探すんですか?」という質問にお答えしましたが今日はその続きです!
とは言え、毎度ぼやいてますが、ファームを捜しているといろいろな情報が飛び交って何を信じれば良いのかわからず、余計に不安になってしまうってよくあるんですよね。わかります。
でもファームジョブは実際に行ってみないと本当に仕事にありつけるかどうかなんてわからないのです><なので前回は気になるところがあったら行っちゃえ~~^0^というお話でした。
そんな無責任な…と思われるかもしれませんが…
大丈夫です!!!(言い切っちゃった!)とにかく決めたら、時期を狙って現地入りしましょう!
今日は、現地での情報集めについてや、仕事紹介の宿泊先に泊まる時の注意点など、徹底解説します!!!
<ファームへの仕事の見つけ方は大きく分けて二つ!!>
ひとつは自分で求人情報を探し、直接ファームに行って「仕事をください!」と交渉する方法。自分で車を持っていれば多少遠くても通えますし自分で仕事探しをすることが出来ます!
もうひとつはワーキングホステル(仕事を斡旋しているバックパッカーズホテル)や仕事斡旋しているシェアハウスに泊まって仕事をもらう方法です。私たちは車を持っていないので、ほとんどがこのパターン。
(それからインターネットで求人情報をみて、メールなどのやり取りで仕事が決まる場合もありますがなかなか難しいと思いますのでもし決まったらあなたはラッキーです☆)
これらの方法でみんな仕事をゲットしてます!だから大丈夫ですよ^^

ではまずは自分で探す方法をもっと詳しく見てみましょう。
<パターン1 車があるなら自分で探せる。まずはインフォメーションセンターへ>
さて、1つめの自分で探す方法です。
町のインフォメーションセンターには沢山の観光ガイドや地図が置いてあります。表向きは観光者用のインフォメーションセンターですが、実は求人情報なども持っています。何でも相談してみるものですね。
ファームジョブに関して言えば、ファームの電話番号・住所の一覧をくれたり、無料の地図をくれたりします。ゲットしたら片っ端から当たってみましょう。電話をかけるもよし、直接門をたたくのもよしです。
ハローワークとはちがいますのでサポートと言うよりは情報提供のみですが、担当者が知っていることなら、快くお話してくれますよ。たとえば「どんな作物が多いの?」「いつが忙しいシーズンなの?」世間話の延長線上でどんどん質問してみましょう。
情報は思わぬところに転がっています。仕事の斡旋を行っていないホテルやキャラバンパークでも出会った人に自分の話をすれば何か教えてくれるかも^^

次はワーキングホステルなどの斡旋を利用する方法についてみてみましょう^^
<パターン2 仕事斡旋をしているシェアハウス・もしくはバックパッカーに泊まる。>
これは前回も登場しましたがファーム地帯には必ずといっていいほど仕事の斡旋をしているバックパッカーズホテルやシェアハウスがあります。この人たちはファーム紹介のプロ!!ファーム探しの強力な味方であります。仕事をする人向けのバックパッカーズホステルは総称してワーキングホステルと呼ばれます。その内容は経営方針によって様々ですのでよくある3パターンをここでご紹介しておきます。
1.ファームの経営者が宿泊施設を持っている。
これは話が早いですね。ファームが人を募集して、その間とまる部屋もあるよ~~。といった感じです。これなら何も心配することなく仕事にありつけますね。また仕事場まで徒歩でいけたり、ファーム側が送迎をしてくれたりしますので仕事面ではまず安心。大きな施設にみんなで雑魚寝だったり、ボスの家の空き部屋だったり、どんな場所に寝泊まりするのかは様々なようです。Romyが行っていたファームでも、ボスが「空き部屋あるよ~」とワーカーに部屋を貸していたり、ボスがシェアハウスを持っていて、何人かはそこに住んでいたりしました。
ただし!!インターネット上こういったタイプの募集をするファームはとても少ないように思います。(もちろん一部のファームはネットで人員募集をしていますので、たまにこういったファームが見つかる場合もあります)それよりも紹介や、口コミで広まるイメージですね^^
こういったファームを利用した友達情報によると、「ファームの近くにスーパーなどないので不便なところもあるが、楽しかった」とのことです笑
あ!!タスマニアでキャンプの施設を併設しているファームがありました!やってみたかった!これは面白そう!!

2.ファームで働く人のための宿泊施設に泊まり、仕事を完全斡旋してもらう。

これも、とても安心なシステムです。完全斡旋とはここでは「何もしなくても、宿泊施設側が仕事を用意してくれる。」という意味です。宿泊施設側(シェアハウスやホステル)がファームとワーカーの仲介役となって仕事を回してくれます。ファーム紹介を行っているシェアハウスは特にこのパターンが多そうです。
宿泊施設の経営方針にもよりますが、ファームへの送迎なども用意してくれる場合が多いです。Romyたちも斡旋してくれるホステルを何度か利用していますが、自分で電話をかけたり、車を持っている人を慌てて探したりしなくていいので、とっても気楽です。
このような宿泊施設はファーム仲介することで入居者を集めていますので、インターネットにもたくさん情報を公開しています。事前にメールや電話で大まかに仕事内容をきいたり、必要なものを相談したりできるのも安心ですよね。
ただし仕事がない時期のくせに、人員確保のため「仕事あるよーー」と言って人を呼び、結局2~3週間ウェイティング。。。という「仕事あるある詐欺」はよくあるのでご注意を笑 (ファームの募集状況はいつも変わるので、必ずしも悪意があるとは限りませんけどね。。。)
入居後にそのように待たされたら「仕事いつはじまりそう?」と、担当者の機嫌を損ねない程度にしつこく相談して、自分が仕事を待っていることを忘れられないようにしましょう。
3.求人情報をくれる宿泊施設

これは斡旋とは少し違いますが、宿泊者向けの求人情報を持っている宿泊施設です。ホステルに多いパターンです。入居を条件に電話番号をくれたり、相談に乗ってくれたりしますが上記の2つに比べると、自力で探すことになります。
同じワーキングホステルと呼ばれていても、完全に斡旋してくれる場合とそうでない場合がありますので気をつけてください^^
しかし、ファームもそこの宿泊者を毎年当てにしていますので、かなりの情報は入ってきます。ファームとの連携が密でないかわりに情報量が多いのが特徴ですね^^
また、自力で探すのは確かに労力がいるのですが、自分の責任でやりたい仕事を選ぶことができるというメリットがあります。仕事を見つけた後はホステル側になんの気を遣うこともなし!そのホステルを出て違う場所に移ってもいいですし、休みなども自分の責任でとることができます。
ファームへの交通手段など頑張って探してくださいね!
さて三つのよくある斡旋パターンお分かりいただけましたか?

それでは次はシェアハウス、ワーキングホステルのそれぞれのメリット、デメリットを説したいと思います。
<シェアハウスのメリット>
斡旋のパターンに加えて、シェアハウスとワーキングホステルの特徴もおはなししていきましょう!!ファームとワーカーの仲介役という意味では同じですが、こんな違いがあります。まずはシェアハウス。
先ほど少し話したとおりRomyたちはバッパーを利用することが多いです。ですから知り合いから聞いた話を参考に解説します。
最近日本でも流行のシェアハウス♪シェアハウスのメリットは沢山ありますが、一番はなんといっても家賃が安いということです。地域によって値段の相場は異なりますが、安い地域では週に$80~100程度、高い場所だと$150~180程度でしょうか。
さらにひとつの部屋を友達やカップルでシェアすれば一人で借りるよりお得かも♪キッチンやバスルームはシェアですが、ホステル生活に比べれば自分のお家を持ったような感覚で快適に過ごすことが出来るでしょう。ほびとくんは「どこでも一緒」というのですが、やはりRomyは友達のシェアハウス、うらやましかったです。
ファーム紹介をうたっているシェアハウスは完全斡旋している場合がほとんどです。ファームのお仕事をほぼ確実にもらえます♪シェアメイトたちは同時に同僚ですから、仲良くなれること間違いなしです。いろんな国の人がいれば面白いですね^^
(※家賃が安い代わりに、給料が低く設定されている傾向にあります。ファームとシェアハウスの間にどのような契約があるかは私たちは知ることが出来ませんが、おそらく送迎代や紹介料がかかるためだと思われます。)
<シェアハウスのデメリット>
シェアハウスのデメリットは辞めるのが大変と言うことと、紹介先が少ないということです。もし与えられた仕事がいい仕事ならまったく問題は無いのですが、もし、万が一“はずれ”だったら。。。という時、新しい仕事探しがなかなか難しいのです。
シェアハウスの経営方針にもよりますが、”最低3ヶ月は住んでね”といった規約があったり、“入るときにボンド(敷金)として$400収めてね”といって最初にお金を渡したりします。仕事をやめると同時に引越しもしなければならない場合が多いことや、途中で仕事を辞めるとなればルールを破ったことになって、ボンドが返ってこないということで腰を重くしてしまい、なかなか辞めずらいのです。
そして多くのシェアハウスは1シーズンに1つ、2つぐらいのファームしか知りません。それではもしなにか問題があったとき、他のファームを紹介してもらうことができませんよね。もちろん大変さや苦労はどのファームもありますので、きつい仕事も経験として頑張ってほしいのですが、紹介先が悪いファームだったら頑張りようがありません。
他のファームや常識を知らずに、シェアハウスとファーム中心の生活になると、なかなかその他の情報が入ってこないので、これに気付かず頑張ってしまう人、日本人に多いみたいです!!
<ここでromyからのアドバイス>
ここでromyからのアドバイスですが、もし、シェアハウスでのファーム紹介でうまくいかなかったら、どうぞ視野を広げてみてください。その地域の違うファームに行けばもっといい仕事があるかも知れません。ちゃんと規約どおりに「出て行きますよ」と話しておけばほとんどの場合ボンドも戻ってきますし、最悪戻ってこなかったとしても、情報収集をよくして普通に働けばボンドの数百ドルなんて一週間で稼げますから、そんなもの捨てましょう!!
「最後まであきらめたくないな」「もうすぐ忙しくなるって言われてるし、もう少し頑張ってみようかな」なんて思っていては相手の思う壺です。もし生活費が赤字になるほど給料が低かったり、セカンドビザ申請に必要な書類をちゃんと書いてくれないファームだったりしたら辞めた方が良いと個人的には思います。ワーホリで生活できるのは最長で2年しかないので、その自分の時間を大切にしてください。
<ワーキングホステルのメリット>
それでは次にワーキングホステルについてのお話し^^
先ほどお話したようにワーキングホステルには完全に斡旋してくれる場合と、情報提供だけしていて自分で探すパターンがあります。
ワーキングホステルのメリットはとにかく沢山の情報量です。その規模にもよりますがワーキングホステルには沢山の人が仕事目的で宿泊しています。建物が大きくなかったとしても、一部屋に4~6人ぐらい住んでいるので数えてみると結構な人がいます。romyたちが今まで利用したところは150~180人ぐらいの人が住んでいました。
完全斡旋とうたっていて、これだけの人に仕事を回すということは、おそらく少なく見積っても7~8仕事を持っているということ。何か問題があっても別のファームを紹介してもらえる可能性があるなど、選択肢が多いのは安心です。また比べる対象が沢山あるので視也が広ります。
斡旋をしておらず情報提供のみ行っているワーキングホステルはさらに情報が多く入ってくると思います。romyたちはこのようなスタイルの60~70人規模のホステルを利用したことがありますが、これだけの人数に対してファームの情報は20前後ありました。
仕事探し仲間も多いのでお互いに情報交換をしあった結果仕事がゲットできることも多いです。情報交換というとかなりお堅いイメージになってしまいますが、ただ話をているだけでも情報が入ってきます。
Romyもこのようなバッパーに入った時に、キッチンで会った人と何気なく雑談をしていました。「どんな仕事探してるのー?」「私はファームを探してるんだー」「僕はレストランで働いてるよー」
するとその数日後の朝その彼が私を見て駆け寄り、、、
「Romy!今日からピッキングを始めるファームがあるらしいんだ!あと10分後に迎えのバスが来るらしいから行ってみたら!!?」と親切に教えてくれたのです!なんていい奴!(というか10分後って!!!今起きたばっかりなんですけど!)
こんな何気ない会話も何かのきっかけとなって、ファーム探しの手助けになるんだ!と実感した出来事でした!
また、自分で見つけたファームの場合、交渉しだいではある程度自由が利くので仕事の掛け持ちをしたり、私用でお休みをもらいたい場合などはよいかも知れません。(やりすぎてクビにならないようにしてくださいね)
もちろん沢山の人と知り合えるのもメリット。いろんな国の人とビーチで遊んだり、ご飯を一緒に食べたりして友達が沢山出来ました^^
<ワーキングホステルのデメリット>
ワーキングホステル最大のデメリットはそう、家賃が高いということです。地域によって相場は異なりますがシェアハウスよりも20%増しぐらいはかかってしまいます。安いところで週$140~160ぐらい、高いところは週$180~200ぐらいです。
シェアハウスとは逆で友達同士やカップルで個室を予約すればさらに家賃は上がりますし、ホリデーシーズンにはさらに値段が上がる可能性があります。
romyたちが利用したワーキングホステルで最も高かったのはなんと6人同室のドミトリーで週$240!!!!高い!!!!!しかし、紹介料や場合によっては送迎代が含まれているので仕方ないといえば、仕方ないでしょう。
週$240もとる某ワーキングホステルはお掃除の人が毎日キッチンやバスルームを掃除してくれていたので清潔で、仕事は完全斡旋で、その地域のどのシェアハウスよりも情報量があり、その地域で紹介している仕事の内容の質が一番高く、さらにファームへの送迎も無料だったので、まあ、仕方がない、と自分にい聞かせていました。でも高かった…笑 楽しくて友達いっぱい出来たけどね^^♪
あ、それからお金に関して補足しておきますと、ワーキングホステルでは洗濯機や乾燥機が$3~$4と有料の場合が多いです。また、インターネット代や部屋のクリーニング代が別途でかかる場合もありますのでよく確認してくださいね^^
そして、プライベートな場所が無いのもワーキングホステルのデメリットですね。沢山の人がいて楽しいのですが、落ち着く場所がなかなか無いのです。夜、うるさくて眠れないといった話や、部屋が散らかっているなど、、、長期で滞在するにはちょっとストレスなことも。…慣れるけどね。苦笑
<ここでromyからのアドバイス>
もしドミトリーでうるさい人や片付けない人がいてストレスなら、きちんと言うことも大切です!!
「やっぱり外国人にはちゃんと怒らなきゃダメなんだ・・・」とか「強くならないと生き残れない!!!」なんてムリをする必要は無いのですが「正直」になることはとっても大切なことだと思います。「私明日も仕事で朝早いし、疲れてるからもう寝るね。話すならラウンジで話してくれる?」と正直に言えば意外と素直に「あ、ごめんね」と聞いてくれるものです^^それでも改善されずどうしてもストレスなら、部屋を変えてもらいましょう。
romyはのんびりしているので、いつも言うタイミングを逃してしまいます…
言い逃したらその時は一度許して「よし、次回同じことがあったらこういう風に注意しよう!!」とそのシチュエーションをちょっと想像しておくといいかも!
あ、それから女子の皆さんに補足!
オーストラリアのドミトリーはほとんど男女混合ですので、どうしても嫌な人は予約のときに確認して、女の子専用の部屋に入れてほしいということをよくよく話してください!!そうしないとお着換えとか面倒っちーかもしれません^^ これも慣れますけどね!
以上、シェアハウスとワーキングホステルの特徴、お分かりいただけましたか?

<まとめ>
以上、長くなりましたがこれがファームの探し方の現状となっています。現地入りする前に失敗したときのための予備プランを考えておくとより安心かも知れません。大丈夫!ちゃんと働けば損したお金なんて1~2週間で稼げます。失敗するつもりでどんどん挑戦してみましょう!
これに当てはまらない場合も多数あるとは思いますが、ぜひ参考にしてください♪
それでは次回は「これは必須!ファームに何を持っていけばいいの?仕事中にほしいもの徹底解説!」をテーマにファームライフに必要なものをお話したいと思います。
お読みいただきありがとうございました^^それではsee ya!
romy
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