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ほびとの世界195ヶ国を目指して…

 

 

「地球の歩き方」の「旅いさら」という企画で

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不安解消!現役ファームワーカーのromyとほびとからのアドバイス<その2>88日間ってどのくらい??

  • 執筆者の写真: on-foot
    on-foot
  • 2016年4月24日
  • 読了時間: 10分

はーい(^O^)/Romyです!

前回少しお話しましたが、セカンドワーキングホリデー申請には「該当する職種で3ヶ月以上、もしくは88日以上の労働」が必要となります^^ファームを探している皆さんはもちろん知っていますよね!

そしてきっと

「3ヶ月って事は、今から3ヵ月間ファームで仕事して、11月のはじめに始めれば1月末には終わるな。2月には家族が来る予定もあるし、それまでにファーム終わらせよう!」

・・・なんて大まかな予定を立ていませんか?

そしてさらに、

「どんなにつらくても3ヵ月だから大丈夫!!そんなのすぐだ!!」

と意気込んでいる方いらっしゃいませんか?

ワーホリは一年しかありませんからね、時間を大切にしないと。。。

って、ちょっと待ったーーーーーー!!!なんです!!

今日は88日間ってどのぐらいの期間なの?というテーマで、実際にかかる期間やセカンドビザ申請に必要な日数カウントの方法などお話します。

<そもそもオーストラリア政府の言う3ヵ月もしくは88日以上ってなんなんだ!?>

オーストラリア政府のオフィシャルルホームページには次のように記されています。

※英文はオーストラリア政府オフィシャルページの文の抜粋で(2016年3月26日現在)あり、全文ではありません。また、その下の翻訳はRomyによるものですので、決して完璧な訳ではありません。

'Three months' means three 'calendar' months or 88 days. Work can be either:”

(カレンダー上で3ヵ月、もしくは88日間のどちらか働くこと)

カウントに関してはさまざまな噂がありますが、実際にどのようにカウントされるのでしょうか。

<カレンダー上の3ヵ月とは>

こちらの文に注目です。

“Applicants whose work is equivalent to full time employment may count weekends in the 88 day period.”

(フルタイム相応の仕事をした申請者は週末の休みを88日のカウントに入れることができます。)

つまり、フルタイムの契約ならば3ヶ月と言うのは、カレンダーで3ヶ月間働いたということです。厳密にいうと31日ある月もあれば28日までしかない月もありますが、それは気にしなくて大丈夫なようですね。

また、有給休暇や、病気などでの休暇が認められた場合や、週末のお休は働いていなくてもOK。

しかし、それにはフルタイム契約をする必要があります。つまり、日本で言うと正社員や契約社員のようなイメージです。

<それに対して88日とは>

”However, if the applicant's work is not equivalent to full time employment, for example, part time or casual, they may only count the full days actually worked."

(しかしながら、申請者の仕事がフルタイムに相当しない場合、たとえばパートタイムジョブ、カジュアルジョブの場合、実際に働いた日にちをカウントします。)

カジュアルジョブやパートタイムジョブと言うのは日本のアルバイトのようなイメージですね。

普通ワーキングホリデーの人がセカンド申請目的で一時的に働く場合はカジュアル契約になります。ですから、いくら働いている時間がフルタイムだったとしてもカジュアル扱いとなり、休みの日はカウントできません。

というわけで実際に働いた日数が88日ということになります。週末などのお休みはカウントされません。一週間に5日働けばカウントは5日、もし雨などの理由でファームが突如お休みになり、今週は3日しか働かなかった、となればその週は3日カウントとなります。

もし週5で働くならセカンド申請の資格を得るために4ヶ月半はかかるという計算になりますね^^

<ファームには必ずウェイティングもあるぞ!!>

そしてさらに厄介なケースもあります。

たとえば「今週はまだ作物が十分育っていないからあと一週間まっててね」

なんていわれて一ヶ月始まらなかったり、

「今は人数がフルだけど、もうすぐやめる人がいるから待っててね」

なんていわれて一ヶ月待っても呼ばれず、と、気合を入れて来たのに出鼻をくじかれるのはよくある話。

俗に言う「ウェイティング」ですね。

これはファームを始める前に必ずあると思ってください。短くて1週間、1ヶ月以上待つ人もいます。

さらに「私はウェイティングなしですぐに仕事が始まった!ラッキー☆」という人にもご忠告です。

はじめの数週間忙しくてもすぐにひと段落してしまい、「今日から作物が育つまで2週間お休みです」なんて、急に言われたりします!!

romyとほびともこんな感じで突然仕事が消えたことも…泣

<さらに問題が!!シーズンの終わりまでに88日働くことが出来るのか?!>

さらに怖いのは

「今日で今シーズンのお仕事はおしまいです。」

と急に言われて、「せっかくあと数週間で終わる予定だったのにまた違うファームを探さないといけない。」

なんてこともよくあるお話。

ファームは忙しい時にはハードですが、天気や市場の関係で突然予定が変更になってしまうのです。

近所のファームにすぐに入れるとは限りませんので、場所探しからやり直しの場合も少なくありません。

<つまり、3ヵ月で終わると思っていたら大間違いだった!>

こうなって来ると、ファームを3ヶ月で終了するのは至難の業ですね。

romyの知り合いにも、これが理由で予定が狂ってしまい、ビザの有効期限内にファームが終わらなかったり、結局セカンド申請をあきらめてしまう人がいました。

実際には88日働くためには何ヶ月かかるのか…気が遠くなりそうです。

うーん、こんなお話ではまたファームへの不安を煽るばかり…

タイトルの「不安解消!」の意気込みはどこに行ったんだ~~~!!

<ここからはカウントの真相を暴いちゃうぜ!!!>

だけどだけど、実際に3ヶ月でセカンドビザ申請して、ちゃっかりビザをゲットしちゃった人もいるみたいですよ??!!なんででしょう??

それにはこんな事情があるようです。

<パターン1、それは正真正銘の実働88日カウント、ほとんど休みが無かった場合!!>

ほとんど休みが無くて20連勤、30連勤をさせられた!そんな話も珍しくありません。Romyが実際に働いていたイチゴのファームは基本的に“週7で働く“という契約をしていたので、体力がある限り毎日出勤できます。笑

そんな理由で3ヶ月と少しで88日間の勤務を完了した人もいます。かなりきついと思いますが、こんなに激務なら遊ぶ暇もないでしょうし、お金もたまりそうですね。3ヶ月後のホリデーを目指してがんばる価値はあります。Romyの経験上連勤も15日を超えてくるとなんだか大丈夫になってきます笑

ただ、一度休むと反動でもう二度とやりたくなくなってしまいますので(romyだけ??)、モチベーションの保ち方を研究してどうにか頑張りましょう!!

<パターン2、ポイントは給与明細。そこにあるのは…?>

さあ、こちらがみなさんの一番気になっているところでしょう。

実は上記で散々と「実働日数=カウント」というお話をしましたが、カジュアル契約でもお休みの日をカウントしてくれるボスもいます。

「え~~、それってばれたらやばいんじゃ…」

と言う声が聞こえてきそうですね。

はい、ばれたらセカンドビザは降りません。でも大丈夫!たぶん!!!

実はオーストラリアの給与明細にはほとんどの場合、出勤日・出勤時間の詳細は書かれていません。

ざっくりと「〇日~〇日」といった感じで支払われる給料の期間だけがわかるようになっています。

例え、それを政府に提出させられたからといってその週に何日出勤したかなんてわからないのが現状なのです。

一応規約上は、

“One full day of work is defined as having worked the minimum number of hours considered to be a standard day by the particular industry in which the applicant is employed. Generally, the Australian working week is 35 to 40 hours, consisting of seven to eight hours of work each day. ”

(一日の労働時間はその仕事の一般的な労働時間であると考えられ、その最短の時間を働いたと定義される。一般的にオーストラリアでは一日7~8時間を毎日、週に35時間~40時間からなる。)

とありますが、先ほど書いた通り、天気や市場に振り回されるファームのお仕事では

「でもその週のお給料が少なかったら出勤日数を疑われるんじゃ…」なんてことも心配ですね。

しかし、歩合制のファームなら、天気やフルーツの育ち具合によってお給料が大きく変わる場合事も多いですし、「毎日出勤したけど今週はぜんぜん仕事が無かったのよ」と言ういい訳が通用します。

時給制のファームでも同じです。

と一般的な労働時間の記述はあるものの、それは雇用者(つまりファーム側)が決めてよいことになっています。ですので、こちらもまた「僕たちのファームは一日5時間しか働かないんだ。給料が多い週は残業を沢山したからさ」といういい訳が通用するのです。実際にそういうファームも沢山ありますから^^

実際に従業員をどのように働かせるかはそれぞれのボスに責任があることですので、なかなか政府が立ち入って「それは不十分だ!」なんていうことは出来ません。もちろん規約はあるものの、目を通すとそれはわりとざっくりしています。

あえて抜け穴を残してある程度は自由にすることでバランスを保っているようなところもあるのでしょう。

ですので、基本的にはファームのボスの方針に従ってカウントしてもらうのですが、以上の理由から、カウントがかなりお得なファームもあります。

(もし、「あと数日で88日が終了するのにシーズンが終わっちゃった!」なんてことになった場合、ボスに相談する価値はあると思います。もしかしたら、お休みだった日をちゃちゃっとなんとかかんとかして協力してくれるかもしれません…もちろん保障は出来ませんが…)

そしてカウントをもらいたいと思ったらその日数は必ずその地域にいてくださいね。仕事をしているはずの日に別の地域に行ったり、日本に帰ったりしないようにしてくださいね!銀行の履歴やパスポートの履歴を確認されたらすぐにばれちゃいますよ!

ちなみに俗にいうGoodファーム(ボスがしっかりしている、ワーカーの管理がしっかりしていて働きやすい。など)は個人の出勤日数をしっかり記録していて、給与明細に詳細がばっちり記載されている場合も多いので、ごまかせない場合も多くあります。ごまかしたいなら、ちょっと働きにくい汚いファームがおすすめ笑笑

そして働き始めたばかりの時期は真面目に働かせるために、カウントに関してはっきり答えないファームが多いので、一生懸命働いて誠意を見せましょう!!

※これはセカンドビザ取得を保障できるアドバイスではありません。あくまでも経験談ですので、どのようにカウントするのかファームのオーナーに必ず確認して自己責任で行ってくださいね。

<でもズルはいけませんよ>

沢山書きましたが、本当は正直に88日の実働をゲットするのが筋ですから頑張りましょう^^日本人は正直で誠実で働き者ですもの♪romyたちの最初のボスはかなり協力的でしたが、まだまだファームを続けたかったので、実働88日以上しましたよ♪

また、心配な人は、規約を熟読してみてください。サインをする責任者もそれぞれこの規約の範囲内で勝手にルールを決めており、ワーカーの間で「前のファームはこうだった」などとカウントに関して様々なうわさが流れます笑。それに流されないようにしましょう。(あくまでもファームのボスの方針に従っていれば基本的には心配ないと思います。)

規約はこちらのWebページで確認できます。

*URL

たくさん文章が書いてありますがvisa applicant のspecified work という部分のHow to calculate specified workというタイトルの部分にカウントの規約があります。

もしも、書類をネットで売買したり、本当は1ヶ月しか働いていないのに88日と書いて書類を提出して政府にばれたら…

“If the applicant's visa is cancelled they may be prevented from lodging further applications and be excluded from Australia for a period of three years.”

もし、申請がキャンセルされた場合(拒否された場合)、3年間はオーストラリアに入ることはできません。

という残念すぎる結果となりますので、絶対しちゃだめですよ^^♪

2015年8月31日より、セカンドビザ申請に給与明細の提出が必須となり、査定が厳しくなる傾向にありますので、どうぞ慎重に♪

※これはセカンドビザ取得を保障できるアドバイスではありません。あくまでも経験談ですので、どのようにカウントするのかファームのオーナーに必ず確認して自己責任で行ってくださいね。

※英文はオーストラリア政府オフィシャルページの文の抜粋で(2015年10月10日現在)あり、全文ではありません。また、その下の翻訳はRomyによるものですので、決して完璧な訳ではありません。

それでは次回は「<その3>ファーム探しってどうやるの?」

をテーマにお話しますヽ( ´ ▽ ` )ノ

あ、ミリーナシリーズもまだまだ更新中ですのでお楽しみに!!

お読みいただきありがとうございました^^

それではSee You!

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