カンボジア・プノンペン、トゥールスレン博物館
- on-foot
- 2016年11月22日
- 読了時間: 2分
※こちらの記事は2012年11月22日~2013年6月28日まで東南アジアを周遊した時の記録です。以前のブログを閉鎖し、当ブログと統合しました。情報が古い為、変更されている点が多いと思いますので、ご了承の上でご参考にして下さい。

日本人向けの宿として有名なキャピトル1ゲストハウスから歩くこと10分、街中に突如姿を見せるのがトゥールスレン博物館です。トゥールスレン博物館とはポルポト大虐殺の際の収容所となった場所で昨日ご紹介したキリングフィールドと深く関係があります。人々はトゥールスレンからキリングフィールドへと移され、最後を迎えていった訳です…。この収容所に送り込まれたのは1万数千人~2万人ほどでそのうち生還できたのは7人(または8人)だったのだそうですね。他国だと凶悪犯だったりする訳ですが、ここでは何の罪もない人達です。

天気のせいもあったとは思いますが、この場所はとても寂しい空気の流れる場所で、同じ静かな場所でもキリングフィールドとは雰囲気が異なります。


収容されていた部屋の一例です。皆、番号で管理され、足枷を付けられどんな思いだったのでしょうか…それでもこの部屋はまだいい方で、畳一畳の暗い空間に収容されている人もたくさんいました。

金網ごしにみた外の風景…わずか30数年前にここに立った人は何を思っていたのでしょう…

いつもの通りどう締めくくるといいか言葉に困りますが、既に起こってしまったことをどうこうすることはできないので二度と起こらないように悲惨さを伝えていくしかないんだろうなとは思いました。このHPも少しでもそのお役に立てたのなら幸いです。
Comments