100年以上の歴史!?蒸気機関車パッフィングビリーに乗ってみた!!
- on-foot
- 2016年5月15日
- 読了時間: 4分
こんにちは、ほびとです。
今日はメルボルン郊外にあるダンデノン丘陵で100年以上の歴史がある蒸気機関車、パッフィングビリーをご紹介しようと思います^^

パッフィングビリーとは遠隔開拓のために1900年代初期にビクトリア州で建設された鉄道の1つで現在はベルグレーブからジェムブルックの区間で運行しています。1953年に発生した地滑りの影響で路線がふさがり、赤字操業の末同年に廃線となりましたが、その後パッフィングビリー保存協会が結成され、地滑りを修復後1962年にメンジーズ・クリーク駅までの運行が再開し、1965年にはエメラルド駅まで、1975年にはレイクサイド駅まで、1998年にはついにジェムブルック駅までの運行が再開されます。(以上、パンフレットより抜粋)
開通当初のように物資や家畜の運搬用としての役目はなくなりましたが、昔のまま保存された蒸気機関車として観光客に大人気となっています。
クリスマス以外毎日運行できるのは600人を超えるボランティアスタッフのおかげだそうで、250人までの団体客には特別チャーター便も運行可能とのこと!!

期間限定で動力車が機関車トーマスのことがあるらしく、これもまた人気だそうです。

また、食事を楽しみながら蒸気機関車に乗ることもでき、優雅なひと時を過ごすことができますね。

旅の出発点となるのはベルグレーブ駅、看板に沿って歩いて行くと…



チケットオフィスがあります。ここで乗車券を買うんですが、おすすめはネット予約!!予約した際に送られてくるメールを印刷して渡すとスムーズに乗車券を発券してくれます。今回はベルグレーブ駅からレイクサイド駅までの旅です!!

往路はネット予約した人用の車両があり、その車両は最後尾から続いています。先頭に近づくと運行中の動力車の写真がきれいに撮れないので、よかったです。また進行方向右側の方が景色がいいので、空いていれば右側に座りましょう!!

そしてパッフィングビリーの名物といえば、窓から足を投げ出して座るこのスタイル!!日本でこんなことをやったら絶対に怒られると思いますが、もちろん問題ありません。ぜひトライしてみて下さい^^

そうこうしているうちに車両の清掃、連結が完了…出発する前に動力車に行くと、実際に木炭をくべている様子なんかも見ることができ本当に大興奮!!


出発のベルが鳴り響くと、勢いよく煙を噴き出し、いよいよ蒸気機関車の旅の始まり!!


出発してすぐ左手に整備場があり、蒸気機関車の維持に役立っているそうです。

シャーブルック森林を駆け抜け、

その先にあるのが、パッフィングビリーの名所「トレッスル橋」です。全長91.4mの木橋は絶好の写真スポット!!橋の下では多くの方が写真撮影をしていました^^

メンジーズ・クリーク駅の手前数kmのところに大きく右にカーブするところがあり、その左手が地滑り跡。


そしてメンジーズ・クリーク駅に到着、ここで数分停車します。実はここで事件が…停車中にちょっと降りてみると言って出ていった相方Romyをホームに残して、蒸気機関車が出発!!慌てたRomyは走って車両に飛び乗るという映画のような一幕がありました^^;;(実際これはNG、あとで係員の方に怒られました…。)
まぁこれもいい経験ですかね!?

メンジーズ・クリーク駅を出発するとすぐに視界が開けます…快晴の日には海まで見渡せるそうなのですが、この日は残念ながら見えませんでした。

こうしてレイクサイド駅に到着しました。ジェムブルック駅まで行く人もベルグレーブ駅に戻る人もここで乗り換え、

こんなカラフルな鳥(もちろん野鳥)が出迎えてくれます。


レイクサイド駅周辺は名前の通り湖があり、静かでのんびりとした空気が広がっています。ボートレンタルなんかもあるので、お時間がある方はぜひ。

時間になりレイクサイド駅を出発…ベルグレーブ駅まで戻って行くんですが、ここで間違い探し…往路と復路の写真で変わったところがあります、それは何でしょう?
すぐに分かりますよね、動力車が逆に付いています。どちらの方向にも進めるのは知っていましたが、逆に付けてそのまま進んでいくとは驚きでした。

トレッスル橋を駆け抜け、

ベルグレーブ駅に到着です。乗車時間、往復で2時間の旅…何枚写真を撮ったか分からないぐらい本当に大興奮でした。


駅にはお土産屋さんもあり、記念メダル(東京ディズニーリゾートによくあるヤツです!!)を作って終了^^
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